2/18(土)に大分キヤノン・暁雲福祉会30周年記念行事「障がい者就労支援フォーラム~重度知的障がいのある方が働き続けられる会社をめざして~」を開催致しました。
2006年「障害者自立支援法」施行後、私ども暁雲福祉会「ウィンド」就労移行支援事業「チャレンジ班」のメンバーは、大分キヤノン株式会社での企 業内実習を経て、2008年10月1日に設立されたキヤノンウィンド株式会社に就職をしました。以降、毎年5名ずつ一般就労し、現在では知的障がいのある 社員15名となりました。養護学校や特別支援校を卒業後、願いを持ちながらもなかなか就職の機会に恵まれなかった方々ですが、現在、1人も離職することな く、「社員の誇り」をもち仕事に励んでおります。今春、さらに仲間が増えます。2010~2011年、一部の方々の見学をお受けしておりました会社の様子 や内容を、今回、初めてフォーラムという形で開示することとなりました。
フォーラムでは大分キヤノン株式会社と暁雲福祉会の合弁会社である「キヤノンウィンド株式会社」の2008年から現在に至るまでの様々な取り組みを 踏まえ、大分キヤノン株式会社取締役総務部長中村正陽氏(キヤノンウィンド株式会社取締役兼務)、キヤノン株式会社阪谷聡氏(元大分キヤノン総務課長であ り、キヤノンウィンド株式会社総務課長等歴任)、大分キヤノン生産技術課長河野一彦氏(キヤノンウィンド株式会社治具製造・制作担当)、暁雲福祉会常務理 事丹羽和美(キヤノンウィンド株式会社取締役兼務)より「知的障がい者の雇用」や「キヤノンウィンド株式会社の会社概要」、「就労支援の在り方」、「から くりによる職域拡大」をテーマにし、企業・福祉現場双方の視点からそれぞれご報告させて頂きました。さらに大分県福祉保健部部長永松悟氏、佛教大学社会福 祉学部教授鈴木勉氏よりそれぞれ「県内の知的障がい者雇用状況」、「障害者権利条約に基づく障がい者雇用の在るべき姿」等について基調講演を頂戴致しまし た。
当日は来賓の方々をはじめ、県内外を問わず、行政・教育・企業・福祉の各領域より大勢の方々のご出席を頂きました(約160名)。この場をお借りして感謝申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。