令和6年6月14日 日本赤十字社 大分県支部 事業推進課 主事 沖本様を講師にお招きし、
『赤十字防災セミナー』を開催。(「八風園」3階多目的ホール)
能登半島地震の被災地で、避難生活による心身の不調などで亡くなる
「災害関連死」への危機感が高まっています。
避難所体験の試みにより課題を明らかにし、災害関連死の防止、
避難所環境の整備について考えることを目的に研修を行いました。
参加者は暁雲福祉会の利用者、支援員、サービス管理責任者、防災士、19名
「ひなんじょ たいけん(赤十字版の避難所運営ゲーム)」
避難所運営をみんなで考える図上訓練。専用のカード等を用いてグループワークを行い、
避難所で起こる様々な出来事、課題にどう対応していくかを避難者の年齢、性別、それぞれが抱える
事情などが書かれたカードを用いて、避難所の疑似体験をしました。
4グループに分かれ、避難所の平面図を机に広げ、『受付』『ゴミ捨て場』『掲示板』の場所を決め、
次に被災者カードと避難所で起こる様々な出来事が書かれたカード70枚を順番に
めくり、被災者を避難場所に誘導しながら、避難所で起こる様々な課題の対応方法について話し合いました。
「トイレの水がでません」とトイレが使用できなくなり、簡易トイレを設置する必要があったり、
「小さい子どもがいる世帯」を個室に案内した後に、「感染症の疑いのある熱発者」が避難してきたことにより
個室を移動してもらわないといけない状況が生まれたりと、色んな人たちが避難してくる雰囲気を利用者さんと
一緒に体験し、平時からの備え、訓練の大切さが分かりました。
また、色んな人たちが避難してくる指定避難所に障がいのある方が避難することのハードルの高さも改めて感じました。
暁雲福祉会では、引き続き、特に地域の民生・児童委員の皆さまと連携し、利用者、地域の対象者等を中心に考えた実践研修を計画していきたいと考えています。