社会福祉法人 暁雲福祉会(丹羽一誠理事長、大分市)が玖珠町地方創生プロジェクトの一環として、平成30年6月に豊後森機関庫公園に隣接の旧森南部米倉庫二棟をカフェ・レストランと多目的ホールへとリノベーションした「玖珠・森のクレヨン/森の米蔵」の内、「森の米蔵」が大分県木造住宅等推進協議会の主催する『おおいた木の良さを生かした建築賞2019』の優秀賞(大分県知事賞)をリフォーム部門にて受賞しました。
1月に表彰式が行われ、2月10日、宿利町長へ同法人より丹羽和美常務理事が受賞報告を行いました。
受賞に至っては、「地場産業の半ば象徴的な存在として80年以上前から建ちつづける旧森南部米倉庫の建築的な価値を継承するため、柱や屋根架構などの構造体を再利用しながら、修復したという技術力と熱意の高さにとどまるだけではなく、これを障がい者就労支援に用途転用して再生していることや、背後に隣接するこちらも貴重な大分県の文化的遺産である「豊後森機関車庫」の保存活用にも大きく寄与する計画として高く評価されたこと」(鈴木義弘選考委員長の講評を一部抜すい)が評価の理由となっています。
現在、多目的ホールとして「森の米蔵」は開設以来、展示会、ヴァイオリンコンサート、ライブ、婚活パーティー、最近では台湾鉄路管理局と玖珠町の姉妹交流の調印式など、様々な目的で、多くの人々が利用しています。
丹羽和美常務理事は「『森の米蔵』をリノベーションし約1年10ヵ月が経ちました。その間に様々な催しが行われ、県内外からの視察を多く受け入れさせて頂きました。今回の受賞を機に、さらに多くの方々に『森の米蔵』を活用して頂き、玖珠町の観光スポットとして、町民の皆さんと一緒に新たに玖珠町のものがたりを紡いでいけたら幸いです。」と受賞についての思いを話しました。