社会福祉法人暁雲福祉会は平成28年6月、玖珠町より「豊後森機関庫公園整備」に係る旧森南部精米所跡地の利活用の誘致を受けました。
豊後森機関庫公園に隣接する歴史ある「旧南部森米倉庫」を日本財団からの助成と自己資金を合わせ、リノベーションにより玖珠町の観光戦略・福祉戦略に併せて県内外からの観光客に訪れて頂く新たな観光拠点とし、地域に必要とされるコミュニティとして「玖珠・森のクレヨン」(カフェ・レストラン棟)、展示・ワークショップ等の取り組みを行う多目的ホールである「森の米蔵」を『障がい者が働く場』とし二棟の総称「ウィンド2」を平成30年6月1日より開設。
6月10日にオープニングセレモニーを開催致しました。当日は曇り空の下、「森の米蔵」内に総勢100名近くの関係者が集いました。式典では玖珠町の宿利町長はじめ、日本財団の尾形理事長より「ウィンド2」への期待や希望を込めた挨拶があり、当法人の丹羽理事長が謝意と今後の取り組みについて述べました。
ここで働いたり、訓練をしたりする利用者から「玖珠・森のクレヨンと森の米蔵をよろしくお願いします!」、「ぼくたちがメルサンホールを清掃し、ピッカピッカにしています‼」と元気な挨拶をし、皆さまから大きな拍手で激励を受けました。
式典後は外にてテープカットを行い、色とりどりの風船を持って展望台へと立ち並び、合図に合わせて一斉に空へ放ちました。空高く舞い上がるたくさんの風船を参加者全員でいつまでも見守り続けました。
「玖珠・森のクレヨン」内ではパンの販売やカフェメニューの提供を行い、「森の米蔵」内では軽食の提供や旧豊後森機関庫のパネル展示や“日本のアンデルセン”久留島武彦氏の新作絵本の原画展などを開催し、大勢の列席者や町民の方々にお披露目することができました。
「ウィンド2」(「玖珠・森のクレヨン」/「森の米蔵」)で働く障がい者一人ひとりの就労機会と福祉的就労を拡充し、障がい者の活き活きと働く現場創出と雇用の機会が玖珠町を代表する観光資源のもとで振興し、地域の皆さまをはじめ、県内外からの観光客にも幅広くご利用して頂けるような、玖珠町の魅力を発信できる新たな拠点として取り組んで参ります。
玖珠町、日本財団とともに取り組む「玖珠町地方創生プロジェクト」を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。