ミュージックセラピー&アートセラピー

知的な障がいのある彼らの豊かな自己表現、自己決定を目指し、1996年より重度者の書道作品を用いた「風」カレンダーの製作を、続いて1997年からはミュージックセラピーを導入してきました。毎週2回のセッションを積み重ね、2000年よりステージ活動を開始。メンバーは「八風園」や「ウィンド」「八風・be」の利用者と職員をはじめとして、地域の小、中学生、社会人の音楽ボランティアが参加し、ともに時間を重ねながら、私たちにしかできない『音』を作り上げてきました。たくさんの人たちと出会い、話したり聴いたり一緒に歌い、音を奏でることで、それぞれが互いに自分を見つめ、相手を思う良い機会となっています。
00年「ときめき音楽祭」初ステージより、さまざまなステージを重ね、05年「いい音はみんなの心に響くコンサート」をiichiko音の泉ホール、07年にはiichikoグランシアタで、開催することができました。一般市民、千数百名の方と同じ音を共有することができました。

さらに2001年からは「書」「音楽」に続き、アートセラピーを導入、毎月定期的に専門講師の指導により、利用者が思い思いの色、形を表現しています。
アートセラピーメンバーを総称し「風人(ふうと)」と名付け、法人内に併設するギャラリーや九電コミュニティプラザ(イリス大分)において‘04、‘07、‘09に「風人展」を開催するなど現在は地域の特別支援学校等生徒さんからも多数ご応募頂き、発表、交流の場となっています。

「書」「ミュージック」「アート」という”言葉がなくても”「こころ」が通い合える世界でともに活動する喜びを私達は願っています。

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